ライブ配信を企業はどのように活用すべきか

ライブ配信を企業はどのように活用すべきか

MVJコラム

こんにちは。株式会社モーションビジュアルジャパンです。早いもので、もう2022年が始まってから3週目に突入しましたね。光陰矢の如しとはよく言ったもので、今年も良い年にしたいものです。

さて、みなさまは今年の大晦日はどのように過ごされていましたでしょうか。大晦日、多くの番組がやっていましたね。紅白歌合戦に、格闘技番組など実に多種多様な番組が放映されていました。特に大晦日はライブで行われる番組が非常に多いように思います。ライブは速報性、そしてインタラクティブであることから、企業様からのニーズがコロナ禍でニーズが特に高まっている分野かと思います。本日のブログテーマは、企業広報戦略においてニーズの高まりを見せている『ライブ配信を企業はどのように活用すべきか』というテーマでお届けします。

ライブ配信は、個人はもちろん、企業でも活用しているツールのひとつです。実際弊社にも「ぜひ、うちの全社総会、ライブ配信で行いたい!」というお問い合わせをいただくことがあります。実際には、ライブ配信を行うにあたっては非常に多くの障壁があり、安易には引き受けられないこと、そして何より依頼者側が思っている以上に大変すぎることについては、過去のブログですでにお話しをしています。今回は、「ライブ配信を、どう活用するか」に焦点を絞ります。

まずそもそもなぜ現在、ライブ配信がこれほどニーズの高まりを見せているのかについて考えていきましょう。この背景には、コロナ禍によって、人とメディアの関りが大きく変わりました。

2019年時点での日本国民におけるインターネットの利用状況は、89.8%と高水準を維持しています。スマートフォンやパソコンを使う機会が増え、幅広い年齢層にもインターネットは利用されるようになりました。インターネットの利用目的としては、「電子メールの送受信」が各年齢層で高い数値を占める一方、動画投稿・共有サイトの利用やオンラインゲームの利用では年齢層の差が大きくなりました。SNSはどの年齢層でも利用率が高まっています。SNSもFacebook、Instagram、Twitterなどさまざまあり、特にInstagramではライブ配信が手軽にできるようになっています。

米国発ベンチャーが出したclubhouseもその例でしょう。こうしたツールの出現によって、これまでつながれなかった人・情報・モノに簡単に触れることができるようになりました。元々、人間は「同時性、速報性=ライブ感」のある情報にはとても敏感ですし、テレビでも歴代の高視聴率ランキングを見ると9割以上が生放送番組となっています。今でもスポーツや台風をなどの自然災害とか「ライブ」でないと駄目という話題が多いです。故に、「ライブで、全社会議をやりたい」など、「ライブ」に対するニーズが高まるのは、ある種必然とも言えます。また、これだけ各種ネットワーク環境が整っているからこそのインタラクティブなコミュニケーションが取れることもライブならではの魅力と言えるでしょう。ともすれば、一方的な情報のシャワーともなりかねないライブ配信において、インタラクティブなやりとりは欠かせない要素です。

とはいえ、大変さを伴うライブ配信。効果的な活用方法を知り、運用しなければなりません。

【ライブ配信の基本的な方向性】

ライブ活用をしていく場合、以下に該当する場合の活用に絞ると良いでしょう。そもそもライブ配信は大変なので、しっかりと焦点を絞って、「ここぞ!」という場面で活用していただくとよいです。

・言葉だけで伝えることが難しいことを伝え、商品の魅力をより広範囲の顧客へ伝えたい場面で活用する
・リアルさと双方向のコミュニケーションを必要とする場面で活用する

具体的には、以下のような場面で活用できそうです。

・商品のキャンペーン
・既存商品の販売チャネル開拓
・会社の全社総会
・採用場面における企業説明会

それでは実際の活用事例を見ていきたいと思います。

【コロナ禍で売り上げ減少に対する施策】

「全国に店舗を構える焼肉店では、コロナ禍の自粛による売上減少から脱却するため、お取り寄せを開始。取り寄せた和牛を焼きながら、ZOOMで店舗にいる店員と話したり、肉の説明を聞いたりできるのだそう。方法は、通販サイトで会員登録(無料)して購入するとオンラインチャットZOOMへの招待メールが届く。日時を選んで時間になったらINするだけでOK。利用客の5割が再度利用するといいます」
(引用元: https://fujiplus.jp/idea4u/2021/02/1703.html)

お料理の説明をしてくれるだなんて、まるで一流レストランのサービスのようですが、それが家に居ながらにしてできてしまう。顔の見える関係性で常連客も生まれそうですね。

■オンライン採用面接

インタラクティブ、速報性という側面を企業として最大限に活用できる場面はやはり採用面接でしょう。実際、ハローワークなどでの就職説明会においても、Zoomなどを活用したオンライン説明会はかなり頻繁に行われています。ソフトバンクグループの孫正義社長が行っている若者たちに語りかける配信が有名ですよね。

オンライン面接や説明会は、これまで高い交通費をかけて遠方まで採用面接を受けに行っていた求職者には非常に好評。コロナウイルスが産んだ副産物とも言えるのですが、この流れは当面続くでしょう。
一方でライブによるオンライン説明会は難点もあります。学生や求職者も、直接会社に行って話すことができるわけではないので、ミスマッチや早期離職が発生する可能性もあります。企業がライブで説明会や面接を行う場合には、このようなデメリットがあることに十分配慮し、コンテンツ作成については慎重に進める必要があります。

いかがでしたでしょうか?今回は、私たちの生活に溶け込みつつある、「ライブ配信を企業はどのように活用すべきか」というテーマでお届けしました。確かに、ライブ配信は私達の作業も大変ですが、それ以上にクライアントである皆様にとっても負荷はかかりますが、活用の仕方を把握していれば皆様の企業を伝える最高のコンテンツともなり得ます。ぜひ、今回のブログを参考にライブ配信に取り組んでみていただきたいです。お困りの場合は、ぜひ弊社までご相談くださいね。

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