魅力的な企業PV作成の大事なステップ

魅力的な企業PV作成の大事なステップ

MVJコラム

こんにちは、株式会社モーション・ビジュアル・ジャパン(MVJ)です。春も終わりに近づき、暦をみればゴールデンウィークが近づいているのに、未だコロナ収まらず。どこにも行けない日々が続いておりますね。皆様はお変わりないでしょうか。先週までのところで、採用動画についてお伝えさせていただきましたが、本日は、企業の皆様が動画運用を行う際、どんなことに気をつければいいのか、何をすればいいのかをお伝えしていきます。

STEP1.動画のコンセプトを決める

先週の記事と重複するところですが、これは絶対に外せないステップです。

YouTubeチャンネルの運用にしろ、動画を制作するにしろ、その動画やチャンネルのコンセプト、つまり「自社のチャンネルで配信する動画を使って、誰に、何を、どのように届けたいのか」という企画全体の骨組みを固めておくことは何よりも大切です。トライ&エラーの一環として様々なタイプの動画を制作したり、動画の拡散方法を試すこともできるので、積極的に挑戦してみるとよいでしょう。しかし、各施策の根底にブレることのないコンセプトを据えることを忘れてはいけません。また、そのコンセプトが自社の意向とズレていないかを確認するためにも、最初に検討しておきましょう。

STEP2.動画運用のKGIとKPIを設定しましょう

ビジネスマンの皆様からすると馴染み深い言葉で「今更・・・」という話かもしれませんが、一応説明いたします。

KGIは、どこまでをゴールとするか(例:売り上げ金額)
KPIとは、ゴールに近づいているのか、その過程を見る数値(例:動画視聴回数・ファン数)

動画運用も通常の業務と同様に、常に数字での比較分析を行いながら、PDCAを動画撮影のタイミングで回していくことが必要です。

YouTube内での場合、KGIは一般的には、認知・検討・行動のいずれかが設定される場合が多いです。認知とは、商品やサービスの存在を知ってもらうこと。検討とは、商品やサービスの価値を伝えることで購買検討につなげること。行動は、購入や問い合わせのような具体的なアクションにつなげることを指します。

YouTube内で確認できるKPIとしてわかりやすい代表的な数字がこちらになります。

■視聴回数

視聴回数は、どれだけ動画が視聴されていたのかを把握します。認知獲得や新規ターゲットへのリーチを目的にしているのであれば、積極的に確認が必要です。

■再生時間

動画の再生時間を表す指標で、どの時点でユーザーが離脱したのかを分析するために役立ちます。もし、動画全体の時間に対して、再生時間が短い場合には、動画の内容を改善する必要があります。再生時間とは、アナリティクスの「動画の分析情報」内にある「視聴者維持率」にあたる部分です。

■チャンネル登録者数

Youtuberなどが番組の最後に「チャンネル登録よろしくね!」などと言っているのが、この項目です。チャンネル登録者数は、チャンネルの動画を継続的に視聴したいユーザーの数を表した指標。言い換えれば、ファン数です。
チャンネル登録者してもらうメリットとしては、登録していないユーザーに比べて2倍多く動画を見るというデータも、YouTubeが公式から発信している「クリエイターアカデミー」で公開されています。

■高評価

YouTubeには、動画それぞれに高評価もしくは低評価の評価をつけることができる機能が備わっています。高評価数が多ければ、動画やチャンネルを気に入ってくれている人がいるということになります。一方で、どの動画に低評価がついているのかも大事な指標です。低評価がつくと若干ヘコみそうですが、継続してみてくれている以上、翻ってファンになってくれる可能性もあるからです。

これらの要素を組み合わせて、動画がどの程度の成果に結びついているのかを検証する必要がります。

例えば、採用PVを作成されているとします。その際コンセプトを「自社の文化を、新卒の学生に届け、自社志望の学生を増やす」と設定した場合、まずはKGIの設定が重要です。同時に、常に更新が必要。なぜならば、ターゲットとすべき目的は常に変動するものだからです。例えば採用活動に絞っても、説明会があり、インターンシップを受け入れる時期があり、と状況は日々変化しています。採用活動に限らなくとも、季節や環境の変化によっても、その時々でターゲットとすべきKGIは変化するはずです。説明会が近く行われる時には説明会への導入率をKGIと設定します。KPIは一つに絞らず、上記5つの項目を複合的にみて、比較検討していく事が重要です。

動画での情報発信では、人的にも金銭的にも他のSNSより多くのコストも時間もかかるもの。運用目的と運用目標、効果計測のためのKPI、可能な予算のそれぞれをあらかじめ設計し、費用対効果を丁寧に検証する必要があります。

YouTubeの場合、検証にあたっては、YouTubeアナリティクスというツールの活用がオススメです。YouTubeアナリティクスでは、先ほどKPIであげたものだけではなく、より細かな情報を得ることができます。

例えば、視聴者の年齢や性別、地域、動画のどの部分を再生し、どの部分でやめたのか、チャンネル登録のきっかけになった動画などもわかります。YouTubeアナリティクスは、YouTubeの画面内にあるユーザーアイコンをクリックし、「YouTube Studio」より左メニュー「アナリティクス」から利用できるので、検証作業を行う際には是非活用をオススメします。

STEP3.撮影・編集のスケジュールを立てる

動画の制作には、撮影・編集のステップが含まれます。運用開始から数本分の具体的なスケジュールのほか、標準的な制作スケジュールも設計しておくと継続的な運用に役立ちます。社内で制作を行う場合には、スケジュールや、役割分担によっては、その人件費をはじめとした諸経費などをどこの部署がもつのかなどの問題も発生してくることになるので、早めの根回しが必要そうですね。

いかがでしたでしょうか? 本日は、企業PV、動画運用のコツというテーマをお伝えさせていただきました。動画運用は企画やコンテンツなどが非常に重要で、そのために様々な工程が必要になってきます。是非、本日の記事が、皆様のお役に立てば幸いです。

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