ライブ配信で対談「映像業界の現状と今後」

ライブ配信で対談「映像業界の現状と今後」

MVJコラム

Facebookライブてライブ配信番組のゲストとしてお話をしてきました。内容は「映像業界の現状と今後 withコロナのドウガセンリャク」について。難しそうなタイトルですが、内容はお酒をいただきながら楽しく映像業界の現状などについてお話するというもの。小難しい話や暗い話は誰も聞きたくないだろうということで、明るい業界話をしたつもりです。スポーツイベント、ライブステージ、結婚式などの映像関係者は本当に大変な時期だと思いますが、一方でライブ配信事業などは一気に盛り上がり多くの人も新規参入し始めています。

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そんな中で私たちの立ち位置はどうすべきなのか、どういう戦略でビジネス化していけばよいのか語っています。その中でライブ配信について、個人的には出張ライブ配信は大変危険を伴う事業なので軽々しく手を出さないほうが良い、とお話しました。ライブ配信は、プロの映像事業であってもネットワークに疎いのであれば迂闊に手を出さないほうが良いです。例えばテレビ局が持っているSATなどの中継車を購入して「さぁ仕事じゃんじゃんやるぞ!」と思っても衛星の捕まえ方が分からなければ中継なんてできません。それに、「スタジオを外に出す」というだけでもかなり大変で、マルチカメラとスイッチングの技術を持っていないとできないですし、ネットワーク技術にも精通していなければなりません。私は3級の無線免許くらいは持っていますが、やはり目に見えないものを扱うというのは不安です。しかもライブなので失敗は許されないわけです。ENGロケはわかっているから大丈夫、なんて意識では大怪我すること必至です。そういう方は今すぐ手を引いてください。

と、まぁそんなことを語っていたりします。これからにわか業者がどんどんライブ配信には登場し、価格競争が始まるでしょう。まさにドローンが登場した頃と似ています。ドローンが登場したての頃、自作のドローンで撮影していた頃は1日30万円とかでお仕事されている方もいました。それが今はどうでしょう?価格競争が激しくなり、中には5万円以下で撮影してくれる業者も現れました。ライブ配信も今後そういう方向へ向かっていくでしょう。そういう意味ではBMDのATEM mini proの存在は大きいかもしれません。まさにゲームチャンジャーとなりました。誰でも簡単にライブ配信が行える時代となりましたが、これから新規参入をされる方はくれぐれも事故を起こさないようご注意を。

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