VRカメラの大本命が登場〜8Kカメラ16機を搭載

VRカメラの大本命が登場〜8Kカメラ16機を搭載

MVJコラム

FacebookがRED社との共同開発で新型のVRカメラ「Manifold」を発表しました。REDはプロ用のカメラメーカーで、このVRカメラには深度情報も含まれているため、静止画の状態でも立体空間を移動するかのような映像を体験することが可能となります。映像には8Kカメラを16機搭載。単純に128Kと言って良いのかどうかわかりませんが、ものすごい解像度の360度映像を記録するカメラとなっています。

動画は6DoF(位置情報、前後上下左右)対応となっていて、VRでは自由に動き回れることになりそうです。使用しているセンサーはRED Helium 8Kセンサー。これと恐らく同じセンサーを搭載しているREDのカメラというと RED WEAPON BRAIN ステルスなんかがありますが、このカメラはお値段が700万円超え。今回のManifoldはまだ価格が公表されていませんが、RED Helium 8Kセンサーが16個も搭載されていることを考えると、かなりのお値段になることは容易に想像できます。

このカメラがあればいったいどんなことができるようになるのでしょうか?実体験に近い映像クォリティであるため「遊び」というよりは「教育」のほうが向いているかもしれません。また、普段なかなか足を踏み入れることのできないVRツアーの様な用途でも需要がありそうです。ヒマラヤ山脈を登ってみたり、宇宙空間を泳いでみたり、深海1万メートルをさまよってみたりすることも「現実世界」に近い感覚で再現可能になりそうです。

しかし仮に、このカメラを手に入れることができても、この映像を編集するパソコンも相当なスペックが必要になりそうですね。

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