ウェブ動画広告市場が熱くなりつつある

ウェブ動画広告市場が熱くなりつつある

MVJコラム

韓国の中央日報によれば、韓国ではウェブ動画広告が随分盛んであるという。例えばソーシャルコマースのウィメプは業界3位でしたが、ウェブ動画を配信後、同業サイトの中でアクセス数、売上共にトップになったそうです。下着メーカーのビビアンはテレビCMとウェブ動画では演出方法をがらりと変え、ウェブで話題になるように工夫をしています。 (COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 03月号 [雑誌]より抜粋)

日本でもウェブ動画広告は少しづつ認知されつつあります。「動画広告の種類と活用方法 ~はじめての動画広告から学んだ成功のポイント~」によれば、ある企業が動画広告配信をスタートしたところ、数十万PV/日だったのが数百万PV/日にまで伸びたというのです。2016年には米国でのウェブ動画広告市場は90億ドルを超えるという予想もあり、今後ますます注目度が高くなると思われます。

動画が注目される理由

その理由は、モバイル機器の進化により動画をスマホなどで視聴できる環境が整ってきたということや、テレビを見なくなった若者の増加、ソーシャルメディア連動で話題作りによる付加価値、さらにはテレビCMに比べて動画制作費が極めて安いということなどがあります。前出の韓国企業、ウィメプも「60億ウォン(約6億円)かけて制作していたテレビCMより、2億ウォンのウェブ動画のほうが効果があった」と話しています。 この先大企業がこぞってウェブ動画広告の制作に乗り出せば、ゆくゆくは中小企業にもこうした波が押し寄せるでしょう。例えば少し前なら企業がプレゼンで動画を活用することはほぼありませんでした。しかし今ではパワーポイントに動画を貼り付けてプレゼンに使用することは当たり前になっています。動画制作が当たり前のようになるのも時間の問題だと思われます。

動画制作の予算も今後は二極化していきそうです。ひとつは社内制作。もうひとつは外注制作です。これは予算的な問題でそういう分け方になります。社内制作は少ない機材とスタッフで気軽に制作するもの。編集にも凝らず仕上げまでのスパンも短い動画にして予算をなるべくかけません。こうした動画は制作本数を増やして更新頻度を上げることで効果が期待できそうです。

一方、外注制作ではある程度予算をかけることができるので、何度でも長いスパンで視聴してもらえる完成度の高い動画を制作できます。こちらはウェブだけでなくDVDにしたり販促ツールとしていろいろな活用法が考えられます。 今後は「効果的な動画制作のためのセミナー」なども活発化しそうですね。

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