プレゼンでナレーションを読み上げてくれる便利ツールが登場

プレゼンでナレーションを読み上げてくれる便利ツールが登場

MVJコラム

Amazon Polly とは、テキストを音声に変換してくれるサービスです。Amazon が提供しているAIを利用したサービスでディープラーニング機能により日々進化しているようです。このAmazon Pollyがあれば、事前に音声を収録して、その音声ファイルをパワーポイントに組み込むことで、ナレーション(読み上げ)をおまかせすることができます。大変便利なツールです。

最近ではこの Amazon Polly を使ってFMのDJを人間の代わりにニュース原稿を読む取り組みが行われ、注目が集まっています。まだまだ人間ほどに気持ちを込めたり、流ちょうな流れで話すことは難しいですが、ディープラーニング機能による学習でみるみる上手く話せるようになるでしょう。

動画制作やプレゼン資料作成の際、ナレーションを誰かに頼んでいたり、高価なボイス作成ソフトを使用したりせずに Amazon Polly を利用してみるのは一考の価値があるかもしれません。

Amazon Polly 使用方法

使用するにはまず、AWS のアカウントを無料作成し、トップページから polly を検索します。

すると早速テキスト入力画面になりますので、読みたいテキストを入力して「音声を聴く」ボタンを押せば、読み上げてくれます。驚くほど簡単です!

多言語対応

言語は24あり、47の声から選ぶことが可能とありますが、私のログインページからですと選択できるのは「ロシア語」「日本語」「英語(インド)」「英語(ウェールズ)」「英語(オーストラリア)」「英語(米国)」「英語(英国)」の7言語でした。日本語のナレーションはもちろんのこと、英語やロシア語も変わりに話してもらえるのは大変便利。英語が苦手な方でもプレゼンの場に立つことが可能になるかもしれません。

男性と女性の声に対応

音声は「Mizuki(女性)」と「Takumi(男性)」の2音声。英語ですと8音声ありますので、徐々に増やしていくものと推測できます。

ほぼ無料で使用可能

料金は毎月500万字までは無料!それ以降は、大体1分程度の音声で$0.004程度です。大量に読み上げることがなければほぼ無料で利用できるのではないでしょうか。

他にも発音など細かな設定も「SSML」や「レキシコン」で可能なようですが、こちらはちょっと勉強が必要です。いずれにしても、この Amazon Polly はかなり便利だと感じました。これまではボカロソフトや高価な音声生成ソフトに頼っていましたが、そこからは卒業できそうです。

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