実績と料金だけじゃない!【失敗しない動画制作会社の選び方~前編】

実績と料金だけじゃない!【失敗しない動画制作会社の選び方~前編】

MVJコラム

こんにちは。株式会社モーションビジュアルジャパンです。月日が経つのもはやいもので、2021年も後わずか。師走になってしまうと、バタバタしてしまうので、できることはなるべく11月のうちにやっておきたいものですね。

さて、今回お届けするテーマは、ずばり「信頼できる映像制作会社の選び方」です。このコロナ禍の状況もあって、現在映像制作会社の数はかなり増えていますよね。一口に映像制作会社といっても、本当に良心的な価格で質の良い動画を提供している会社もあれば、全く求めていた動画と違うものが出来上がってしまい、嘆息された苦い経験を持たれている方もいることでしょう。

「動画制作会社は何を基準に選べばいい?」
「動画制作会社のサイトだけじゃ選べない」
「何社も比較する時間がない」

正直、映像制作会社サイドから提示されている情報だけでは決め手に欠けるという方も少なくありません。

結局のところ、映像制作というクリエイティブで数値化しづらいことに要因があるのでしょう。そこで今回は、広報担当者の方が少しでも安心して発注できるように、「信頼できる映像制作会社の選び方」をお伝えします。

誰が担当するのか

まず大事にしていただきたいのが、打ち合わせ時に今回の動画制作のディレクションを「誰が」担当するのか、です。大きな制作会社の場合、演出(ディレクター)だけでも何人、何十人もいます。その中から指名できれば良いですが、それは内部事情のこともよく知っていないとできません。そもそも良いディレクターは引く手数多なのでまず忙しいです。また難しいのは、大きな制作会社の場合、実績も間違いなく多いのですが、費用も高く、誰が担当するのか分からないのがデメリットです。費用が高い分、多くのスタッフが関わって作ります。そこで最終的に品質をならしていくイメージ。要するに、ディレクターの腕前が微妙でも、他のスタッフがフォローを、ある程度は行ってくれるということです。

難しい実績確認

映像制作はクリエイティブな領域です。やはり、実績を判断する一番の材料はまず「動画を見る」に尽きます。制作会社の実績ページから過去の制作事例を見ること。イメージに合致した動画を作る会社を選ぶ、もしくはYouTubeで検索してイメージに合う動画の制作会社に依頼することが失敗しない正攻法です。

映像制作会社への依頼を検討されている以上、目的、そして「こんな映像にしたい」というイメージがあるかと思います。参考動画があれば、制作会社側も制作費や制作期間、必要な機材などが算出しやすく、話がスムーズに進みます。もし、依頼したい動画イメージに近いものがなければ、制作会社を選ぶ受付時点で「この動画のイメージに近いポートフォリオ(作品)がありますか?」と確認することも必要です。実は、動画制作会社は、秘密保持の関係で公開していない実績もあります。 実際に面談する場合は、公開されていない実績も「こっそり」見せてもらえることもあります。

そして、単純に動画を見て確認するだけでは不十分です。その動画に「その会社がどこまで関わっているか」も、要チェックポイント。

なぜかといえば、撮影だけ請け負ったけど、その撮影をフリーのカメラマンに外注していてお仕事をしたとします。ある種、それでも普通に実績といえば実績です。ただ、これはあぶり出せないのでチェックのしようがありません。このチェックについては、担当者と話してみて、人柄などのソフト面も検討しつつ、可能であれば、「実績として上がっている動画のどこまでその会社が関わっているのか」とかも聞いてみると良いかもしれません。そこまで確認した上で、素晴らしい動画を作っていれば「間違いない」会社といえるでしょう。

補足になりますが、場合によっては、営業だけ関わっているという会社もあります。しかし、そういう会社が駄目というわけではありません。うまく間に入って調整してくれる場合、有り難い存在です。

そして、制作会社の選定で最重要ポイントは、制作会社が今回の企画の目的を理解した上での構成を考えてくれているかどうか。動画のクオリティで勝負するオンライン動画において特に大切です。

予算があれば、ある程度イメージに近い動画を作ることはできます。しかし、動画制作において大事なことは、芸術性の高い動画を撮影することではなく、商品を売るためであったり、ご自身のビジネスを知ってもらうことではないでしょうか。動画で何を達成したいのか目的をしっかり確認してくる制作会社であることは大前提。そして、その内容を理解した上でどのような実績を持つ人がディレクションするのかが肝要です。

これは正直、サイトを確認している程度では絶対にわからないことです。打ち合わせで話される内容に加え、最も理想的なのは打ち合わせにディレクターが立ち会ってくれる制作会社であること。間を挟まないので、一気通貫、かなり期待通りの作品を制作してくれる確率が高いです。

料金が明示されているか

最後に料金がしっかりと表記されているかどうかも大切です。どれだけ実績のある制作会社であっても料金は問い合わせないと分からないホームページでは「顧客志向」とは言えません。顧客志向になれない映像制作会社には裏があったり、言えないことがあるから不透明になるわけです。もしくは、問い合わせ数を増やすためにそうした仕様にしているかもしれませんよね。

そもそも映像制作は料金体系の分かりにくい業界と思われているわけですから、そこはきちんと表記している会社の方が安心できるのではないでしょうか?料金を明示しないのは映像制作業界の悪しき習慣だと私は思っています。その悪しき習慣を継続している会社というのは、料金表を出したくないやましい理由がきっとあるはずです。例えば、相手によって値段を変えるということもあります。今も「テレビ局での仕事」と「企業の仕事」で料金を変えている会社はあると思います。そうした会社は価格表を提示することを躊躇するのではないでしょうか?

まとめ

まとめますと、動画制作会社を選ぶポイントは、4つに集約されます。

・実績の確認(その実績には、どれだけの関わり方をしているのか)。
・誰が作るかの確認。
・目的を意識した打ち合わせを行ってもらえるかどうか(理想は、打ち合わせに、今回の企画を実際にディレクションする人が同席している)。
・料金が表示されている

いかがでしたでしょうか。今回のブログでは、いかにして動画制作会社を選ぶか、その判断基準をお伝えしました。ぜひ参考にしていただけたらと思います。

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