企業でも活用できる!素人でもできる、動画撮影のテクニック集

企業でも活用できる!素人でもできる、動画撮影のテクニック集

MVJコラム

こんにちは。株式会社モーションビジュアルジャパンです。暑い日が続いておりますが、ブログを読んでくださっている皆さまはいかがお過ごしでしょうか? 熱中症などにはお気をつけてお過ごしくださいね。

さて、本日は「素人でもできる、動画撮影のテクニック集」と題して、上司からいきなり明日から「動画やっといてくれる? どうやって撮るか? そりゃ自分で調べなさいよ」なんて言われてしまった方は、きっと多くのヒントが得られる記事になっていますよ!

大前提となるお話

このブログをこれまでにもお読みいただいてる方からすれば、最早既視感しかないでしょうが、改めてお伝えします。

動画撮影はテクニックの前に、企画ありきです。大前提たる企画自体がフワッとしていたり、イメージと訴えたいメッセージがチグハグだと、どれだけこれからご紹介するテクニックをどれだけ一生懸命実行していただいても全くの無意味になってしまいます。コンセプト、どのようなテイストの動画にするのかなど、最初から具体化しておくことが重要です。

今日から使える実際の動画撮影テクニック

撮影時には目的に応じた撮影方法を選ぶことで、より表現したいものが鑑賞者に伝わりやすくなりますが、概ねまずは下記を押さえていきましょう。

1:手ブレに気をつける
2:1カット7〜10秒を目安にする
3:カメラワーク
4:手ブレに気をつける

カメラを持って撮影する場合には、手ブレに気をつけましょう。人の手でカメラを持って撮影すると、どうしてもブレてしまいがちですが、以下の3つの方法を試してみてください。

手ぶれ補正機能を使う

動画撮影に慣れていない方は、手ブレ補正機能のあるカメラを選ぶのがおすすめです。この機能を利用することで、なかなかカメラを固定しづらい場面でもブレのない映像を撮ることができます。手ブレ補正機能ですが、iPhone12promaxなど最新機種のスマホなら十分な機能だと思います。GoProと比較してもプロでなければ、あまり違いは分からないように思います。GoPro9の最新機種ではレンズアダプターを付けると水平を保ち続ける強力な補正機能があります。とはいえ、あくまでオプションですし、激しい動きを伴う撮影でなければそれほど必要と感じることはないでしょう。

三脚、もしくはジンバルを利用する

カメラを固定できる環境であれば、三脚にカメラを設置して撮影してください。短時間しか撮影しない場合であっても、三脚を利用することで、格段に映像が美しくなります。移動中に撮影する場合は、ジンバルを利用するといいでしょう。ジンバルとは、動画を撮影するときに手ブレを補正してくれる機材のことです。
※ジンバルに関する画像を入れる。

1カット7〜10秒を目安にする

代わり映えしない映像を長々と映すと、視聴者は飽きてしまいます。一方、1シーンが短すぎても、伝えたい内容がきちんと伝わらない可能性がある上、コロコロ変わる映像に視聴者が疲れてしまう懸念があります。1カット7〜10秒を目安に撮影し、三脚などできっちりと固定された映像を意識してみてください。世の中の全ての映像がキレイな映像で構成されているわけではありませんので、このあたりは考え方も様々かと思いますが、あくまで「キレイな景色」や「物撮り」などを意識するのは良いことです。インタビューなどはまた別の話になるかと思います。

カメラワーク

カメラワークは実に難しく奥が深いです。一朝一夕でできるものではなく、ノウハウはいくつもあります。それこそ三脚のありなしでも変わります。となると三脚の扱いについても知っておく必要があります。まずは基本となる用語からご説明します。
カメラワークには、下記6つの名称があります。

1:左から右に動かす「パン」
2:右から左を「逆パン」
3:下から上を「ティルトアップ」
4:上から下を「ティルトダウン」
5:被写体に迫る「ズームイン」
6:被写体から遠のく「ズームアウト」

パン・ティルトは、より空間の広さやモチーフの大きさを感じさせる効果を持っています。ズーム系のカメラワークはモチーフの細部を映したり、モチーフと周りの関係性を明確にしたりするときなどに行います。

そして、ズーム機能。視聴者に注目してほしい場面、強調したい場面で活用します。

せっかくご紹介しましたが、ズームもパン(左右にカメラを振ること)も極力控えるべき技法です。素人がカメラを持つとまずほとんどの人がズームとパンを多様する傾向にあるようです。たしかに、カメラは動かすことによって表現の幅がぐっと広がります。しかし、無意味にカメラを動かすと一体何を映したいのかが不明確となります。

ズームに至っては、この機能を使用することで、映像がブレやすくなってしまいます。ズームインとズームアウトを繰り返し、何度も被写体とのキョリが変わるとことで、視聴者が酔ってしまう可能性もあります。

カメラの映像は三脚に据えて固定で撮るのが基本。パンやズームは補完的な使い方であるとよいです。ズームした撮影をする場合、「ズームをする意味は何か?」が理解できているかどうかが重要な要素になります。やたらとズームを多用すると、ここぞというときのズームは効果が激減します。
いずれのカメラワークも効果を最大限に使うために、動かし始めと動かし終わりの構図には余裕を持たせてください。カメラワークは素早く行うのではなく開始直後と終了前には一旦止めの時間を作ることがポイントです。動画は後にカットできるため1カットは長めに撮影しましょう。撮影のはじめと終わりに余裕をもたせるのです。「ノリシロ」と言うこともありますが、これは大体2~3秒位を目安にしています。

例えば、リポートを撮影するときでもテレビでよくディレクターが「3秒前!、2…」ってやっていると思います。あの3秒前からカメラは動いているわけです。そうせずにカメラマンも「キュー!」のタイミングで録画を開始していたら、リポーターの冒頭コメントが欠けてしまうかもしれません。リポートでなくても、ノリシロがあることにより、編集段階で「もう少し尺があれば…」ということになっても調整がしやすいのです。3秒で撮ったものを5秒にしたいと思ったら、残された道は「別の映像を足す」か「3秒をスローにして5秒にする」かどちらかです。そうなる前に撮影段階で保険をかけておくのです。

https://v2.nex-pro.com/library/OTYx

弊社も近ごろは企業から「動画制作を内製化したいので、そのための社員教育をして欲しい」というリクエストをいただくことが増えてきました。この記事をお読みいただいてご興味いただけましたら、是非経験豊富な弊社へ、ご相談くださいね。

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