企業で進む動画内製化(インハウス化)のここがメリット!

企業で進む動画内製化(インハウス化)のここがメリット!

MVJコラム

企業では近頃動画制作の内製化(インハウス化)がトレンドになりつつあります。これまで外注していた企業動画を内製で作っていこうという流れは、ある意味自然な流れと捉えることができます。以下、その理由についてまとめました。

・映像制作会社を探すのが面倒
・相見積もりなどで選定するに手間と時間がかかる
・外注は費用が高い
・意思疎通が難しい
・時間がかかる

 

とくに「どの動画制作会社を選んだら良いのか分からない」企業様は多いと思います。動画のことなど全く分からない中で、いきなり「会社のPR動画を作れ!」と上司や社長に言われても、何から手を付けたら良いのか皆目検討がつきませんよね。知り合い経由で紹介してもらえることが無ければ、まずGoogleで「映像制作会社 オススメ」とかで検索してみて、近くに映像制作会社は無いか調べてみたりするくらいでしょうか。それでも果たしてその会社が「本当に頼れる会社なのか」は実際に頼んでみるまで分からないこともあります。

そこで内製化(インハウス化)

動画の制作本数を飛躍的に伸ばしたい場合など、継続的に動画制作を続けるのであれば内製化(インハウス化)は選択肢のひとつとなります。動画制作の内製化(インハウス化)を進めることで考えられるメリットは、

・いちいち映像制作会社に頼む必要がない
・意思決定のプロセスが簡略化できる
・外注費がかからない
・納品までの期間が短くできる
・撮影の手配もすぐにできる
・人財を蓄積できる

といったところでしょうか。イメージ的には社内に映像制作会社がいるような感覚に近いと思います。社内に映像制作の担当者がいれば、連絡もすぐに付きますし、撮影なども思い立ったらすぐにすることができそうです。長期的に映像制作を続ける場合、たとえば、企業がYouTubeチャンネルを開設して定期的に動画を公開、運用を継続する際などは高い費用対効果を上げることが期待できます。

ただし、内製化もいきなりできるわけではありません。はじめはプロに教えてもらったり、独学で勉強したりするなど準備期間が必要となります。練習を重ねながら少しづつ動画制作のスキルを上げていかねばなりません。「1週間以内に動画作れるようになれ!」と上司に突然言われてもそれは無理な話です。企業様の場合、その動画が企業様の「顔」になって独り歩きしますので安易な「素人動画」で満足してはいけません。会社の規模にもよりますが、はじめは小さくスタートして、徐々にチームを編成するくらいの道筋で進むことをオススメしたいです。

どんな動画がインハウスに向いているか

動画制作には様々な種類があります。その中でもインハウスに向いている動画とそうでないものがあるんです。

社内向け動画

まずインハウスに向いている動画とは、社内向けの動画です。例えば社内イベント、式典、社内発表会など外に出すことのない映像コンテンツは作りやすいでしょう。しかも、式典などではカメラも動き回ったりする必要がありません。定点で撮影をしておいて、後で編集をすれば素人でもそこそこの品質にできると思います。ライブ配信も向いているといえます。

また、社内向けであれば多少の失敗も許されます。経験も稼ぐという意味でも社内向けの動画を数多く作るのはオススメできます。カメラの扱い方や、マイクの取り扱い、または制作進行やスケジュール、予算管理なども含めて社内で全て経験を積むことができれば動画制作スキル向上に役立ちます。

社員教育動画

社員教育、研修用の動画も良いと思います。社員教育などは、これまでテキストで行なっていたものを動画に置き換えることでより伝わりやすい内容に置き換えることができます。

マニュアル動画

業務マニュアルなども動画にできそうです。マニュアルなどはいわゆる説明動画のジャンルになりますが、完成されたテキストが台本代わりとなりますので動画制作に持っていくのもそれほどハードルが高くないと思います。

企業動画制作内製化(インハウス化)の注意点

企業動画制作内製化(インハウス化)で注意したいのは「編集ができれば内製化できる」と勘違いしている方が多いことです。動画制作は大きく3つのプロセスに分かれますが、編集はそのうちの一番最後のプロセスとなります。そのプロセスとは「プリプロダクション」「プロダクション」「ポストプロダクション」の3つです。

①プリプロダクション

プリプロダクションでは、企画を立てたり、構成・台本の執筆、下見、打合せ、スケジュール、スタッフ調整、出演者や撮影場所のアポ取りなどをします。

②プロダクション

プロダクションは撮影のことを指します。撮影では出演者や制作スタッフの確保、スムーズな撮影進行やスケジュール管理が求められます。

③ポストプロダクション

ポストプロダクションでようやく編集です。ウェブ上で動画制作内製化(インハウス化)謳う多くのサイトは編集に特化している場合が多いので、「編集ができれば内製化できる」と考えてしまいがちですが、実はそんなことはありません。

編集するには素材が必要です。その素材もフリー素材や有料素材を購入して作り上げていてはもったいないですし、中途半端です。企業動画制作内製化(インハウス化)をきっち進めるためにも、ぜひプリプロダクションから覚えていただきたいと思います。動画制作は「編集ソフトさえ覚えればなんとかなる」というものではありません。少しずつで構いませんので動画制作全体のフローを理解した上で、内製化(インハウス化)に向けて進んでください。

なにより一番の肝は「企画力」だと覚えておいてください。

まとめ

内向きの動画に関してはまずインハウスで制作を進め、ゆくゆくは外向きの動画もインハウスで制作する。そんなことも検討しながら動画の内製化(インハウス化)を考えてみてはいかがでしょうか。弊社では外注での動画制作はもちろんのこと、動画制作のインハウス化もお手伝いいたします。大学講師を務める弊社代表が責任を持って講習を行ない、社内での動画制作が円滑に進められるようお手伝いをさせていただきます。企業様に合わせてプラン人を行ないますので、詳しくはお問合せください。

企業動画制作の内製化(インハウス化)については、「企業動画の内製化(インハウス化)にデメリットはあるか?」でも詳しくお伝えしています。ぜひ参考にしていただければと思います。

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