Adobe Premiere Proに最適なパソコンのスペックとは

Adobe Premiere Proに最適なパソコンのスペックとは

MVJコラム

そろそろパソコンを買い替えたいと思い,どの程度のスペックが良いのか検討をしています。私自身はそれほどパソコンには詳しくありませんので,ネットで情報を色々漁っていたのですが,「動画編集 パソコン」とか「動画編集 パソコン おすすめ」などと検索してもPremiere proにピッタリな情報がなかなか見つからず困っていました。しかも,編集ソフトは様々な種類が存在しており,EDUIS や Davinci Ressolve などあります。それぞれが求めるスペックが違っているので混乱しやすいのです。

ところがある日,なにげにAdobeの公式サイトを見ておりましたら,「Premiere Pro/After Effects に合わせたシステムの最適化」というページにしっかりと書かれておりましたので,今回はそのページに書いてある「おすすめ」スペックについて備忘録として書いておこうと思います。なぜ今までこのページの存在に気づかずブログなどの情報ばかり探していたのか,自分でも不思議なくらいです。

メモリは128GB以上を推奨

ストレージはNVMeまたはSSDで3つ用意(OS,メディアキャッシュ,メディアドライブ)

GPUは4GB以上のメモリ(主にレンダリングと書き出しに影響)

CPUは8コアの3.2GHz以上を推奨

以上がおすすめスペックとなります。意外にシンプルです。この中で一番目からうろこだったのはCPUは8コアが良いという記述でした。何故かと言うと,ハイスペックPCなど見ていると Intel Xeon を2つ搭載しているものもあったからです。これだとコア数だけめちゃ多くて,クロック数が低いのでハイスペックなのに推奨できないということになります。昔の人間ですとどうしても Xeon 信仰みたいなところもありまして,コア数が多ければ多いほど神と思ってしまいがちなのです。少なくとも私はそうでした(笑)

パソコンショップで店員さんと話をしていてよく言われたのが「メモリは32GBくらいあれば十分」ということです。しかし,Adobe のページにはメモリは多いほど良いという内容でした。マジか!という感じです。DAIV などで動画編集用PCを見ていてもハイスペックなのにメモリを128GBまで詰めない機種もありました。Premiere Proユーザーは注意して選びたいところです。

GPUはとりあえずそこそこ早ければ編集に支障はなさそうです。書き出し時間を短縮したい場合は予算をつぎ込みましょう。

ストレージは3つ用意したほうが良いようです。これもあまり認知されていないかもしれません。例えば内蔵ストレージを2つ(システムとメディア用)入れておいて,メディアドライブは外付けにして,Thunderbolt 3.0 接続の NVMe フラッシュメモリドライブが推奨されています。USB3.1のSSDの場合4TBの制限があるので注意が必要です。

さて,以上を踏まえた上で何を買えばよいのでしょうか?

それはご自身で導き出していただければと思います。なにせ個人個人で求めているものがあまりにも違いますのでおいそれと「おすすめパソコン」のリンクを貼れるものではございません。

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