企業YouTubeチャンネル開設マニュアル【その2】企画書を作る!

企業YouTubeチャンネル開設マニュアル【その2】企画書を作る!

MVJコラム

企業YouTubeチャンネルを開設する前に、そもそもこんなことも感じていらっしゃる企業様はございますか?

  • 企業広報として動画を作っていきたいがやり方が分からない

  • 採用活動で動画を活用したいがどうしたら良いか分からない

  • セミナーを撮影し、YouTubeを使って社内共有したいけど…

  • 講演会を動画に撮ってYouTubeで限定公開したい

  • 動画をやりたいが何をしてよいのかわからない

  • YouTubeの設定なども教えてほしい

  • YouTubeのノウハウを知りたい

動画動画って言うけれど、何を作ればよいかわからないし、作ってからどう使えばよいのかも分からない。そんな企業様もいらっしゃるかもしれません。前回お話したように企業YouTubeチャンネルを開設するためにまず、Googleアカウントを作り、続いてYouTubeアカウントも作ります。それから、YouTubeのブランドチャンネルを作成するのですが、その際にチャンネル名を考えておきます。

ここまでたどり着いたらようやくスタート地点に立ったようなものです。このあとチャンネルの概要説明など入力していくわけですが、ちょっと待ってください。何か大切なことを忘れていませんか?

どんな番組を作るの?

「チャンネル」という言うくらいですから、そのチャンネルには様々な番組が作られることになります。例えばNHKもチャンネルですね。NHKでは毎日たくさんの番組が作られています。総合テレビだけでも1日に何十本、週に何百本と作られていますのでもの凄い数です。YouTubeでは、チャンネルに作りたい番組(動画)を作って放送(公開)していくことになるので、まずは番組の企画書が必要です。とはいえ、企画書にはフォーマットはありませんので、基本的には「番組名」「テーマ/コンセプト」「視聴ターゲット「内容」「構成案」「出演者」「スタッフ」「スケジュール」などが決まっていると良いでしょう。良い番組は良い企画から!これまでに見てきたテレビ番組やYouTubeの中から自分のYouTubeにぴったりなテイストの番組を見つけて、その番組に近いテイストで番組化するということもオススメです。

企業に合ったテイストとは

これは社風がそのまま現れることになるかと思います。真面目なのか自由なのか保守的なのか革新的なのか、企業の風土に合ったテイストを探してください。社長の意向もおそらく含まれるでしょう。方向性が大体つかめたら、今度は何を誰に伝えたいのか検討します。テレビ番組でも企画書の段階で「視聴ターゲット」が大切になってきます。30代主婦なのか、50代男性なのか、はたまた共通の趣味を持っている人に向けたマニアックな内容なのか、クライアント向けなのか、一般人向けなのか、など考えていきます。

そうしてターゲットを絞っていく中でどんな番組が良いのか見えてくるはずです。そうしたら、ここで番組タイトルの候補をいくつかあげていきましょう。はじめは適当にたくさんアイデアを出し合って、ブレストをしていくのが良いかもしれません。と同時にタイトルには検索に引っかかりやすいキーワードを入れておくのも大切です。お料理番組なら「料理」やお料理に関連したワードを入れてあげると視聴者も番組を見つけやすくなります。

テーマが番組を決める柱

テーマ決めは最も大切なことの一つです。番組制作がいずれ進んでいくにつれ、いつか悩んだり、迷ったりする日が必ず来ます。その時に原点に立ち戻るためにもテーマが必要なんです。企画書に書いたテーマを見直することで、原点回帰して「あぁ、そうだった!」とはじめた頃の気持ちに戻れます。こうして原点回帰を時々しながら、再び番組制作をしていくのです。ですので、テーマはごくシンプルに何を伝える番組なのか書きます。例えば、「誰もがあっと驚く鉄オタ情報をコンパクトに伝える情報番組」といった感じで十分。迷った時の羅針盤になることを意識して書きましょう。

ここまで決まったらあとは事務的な感じに進めることができます。構成案や出演者(企業様なら社員が出演するのがオススメです)、制作スタッフ、スケジュールなどはスタッフ皆で相談しても良いかもしれません。チームで進めていくことになる場合は、皆で相談(番組会議)しながら決めていきましょう。

定期的にネタ会を開催

YouTubeチャンネルは定期的に新作を公開、更新していく作業になります。はじめのうちは緊張感もあって早めに準備をしたりしますが、慣れてくるとギリギリの作業になったりします。特にネタ出しは早めに行ないましょう。例えば2ヶ月先のネタを考えておくくらいのスケジュール感があったほうがよいでしょう。一人のネタ出しは本当に大変ですが、数人のチームで動く場合はもう少し楽です。文殊の知恵って本当だなと実感できるはずです。

番組をひとつ作るだけでもこれだけのことをしなければなりません。結構時間もかかりますし、大変な作業だな、と思われるのではないでしょうか。なので新番組を作ることは産みの苦しみを伴う作業だということです。でも最初が肝心。企業YouTubeチャンネルの人気番組を是非考えてみてください。

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