企業YouTuberが生まれる時代へ

企業YouTuberが生まれる時代へ

MVJコラム

日本では新型コロナウィルスが未だ猛威を奮っており非常事態宣言が明けていない状態ではありますが、弊社では粛々とやれることはやっております。

そんな状態の中ではありますが、動画や映像業界はある程度盛り上がりを見せております。現在弊社では企業さんのYouTubeチャンネル立ち上げをゼロからサポートしており、5月からいよいよスタートいたします。企業が YouTube チャンネルを持つということはもはや時代の流れで必然になりつつあります。新型コロナウィルスの影響でZoomなどライブチャットやライブ配信に注目が集まり、映像業界も新しい波が来たのです。ところが、ライブ配信は機材と通信環境が整っていれば素人でも簡単に導入できてしまいます。ライブ配信機材も1回分の外注費で一揃いできてしまうくらいですので、何回も配信するのであれば自分たちで機材を揃えてやったほうが費用対効果も高いと思います。弊社も含め、発注いただくのは大変ありがたいことですが、こうした需要も長くは続かないだろうと考えております。そこで、YouTube チャンネルです。チャンネルを立ち上げておけばそこから動画で情報発信ができるようになります。単なる会社説明にとどまらず、社員さんのトーク番組や営業さんが製品説明をするなど「トーク」を中心にした動画を量産していくことで話題性も高まりますし、登録者数や再生回数が伸びれば「ひとつの事業」として成功することも夢ではありません。そしてその YouTube チャンネルのファンがその企業に入社したいと思ってくれたり、その企業の商品を購入したいと行動してくれるかもしれません。企業のPR活動だけにとどまらず、採用活動や営業活動にも良い影響が出てくると思えば取り組まないという選択肢は無いように思えます。いかがでしょうか?

今回はその中でもいち早く企業 YouTuber として活動を開始する会社さんがどのようにスタートしたのかご紹介しながらお話したいと思います。

YouTube チャンネル立ち上げ

さてまずは、YouTube チャンネルの立ち上げです。就活など直接人と会えない状況が続く中で、会社説明を動画で作りたいと言う企業さんは増えてきています。その企業説明動画をYouTubeにアップしておけば、学生さんに会社のことを理解してもらう補助的なツールとして大変便利な存在になるかと思います。ただ、こうした「作り込んだ映像」は大変予算とお金のかかるものです。そこで、弊社ではYouTuberのように動画の制作スピードを上げながら、コストを抑えて良質な動画を量産するサポートを始めました。前述しました通り、「トーク」を中心とした収録動画をシリーズ化していくというスタイルです。これは弊社のこれまでの知識や経験を活かしつつ、最新のYouTube事情も取り入れながらイチからチャンネル立ち上げをサポートしていくサービスです。以下サポート内容となります。

サポート内容

そのサポート内容をざっとご紹介いたしますと、

  • ブランドチャンネルの開設登録手続き
  • チャンネル名を決める
  • 概要の入力
  • アイコン画像の作成
  • ヘッダー画像の作成
  • 動画の制作(YouTube仕様に編集)
  • タグの設定
  • サムネイル画像作成
  • 説明の入力
  • コメント欄に追加情報
  • オススメ動画の設定
  • 再生リスト作成と整理
  • ライブ配信設定

などやらねばならないことはたくさんあります。好きな方なら時間をかけてできそうなことではありますが、SEO的な対策を施しながらというと一朝一夕ではうまくいかないかもしれません。こうした YouTube チャンネル開設方法だけでも本やセミナー、動画などたくさんありますので情報をかき集めながらその YouTube チャンネルにあった設定をしていきます。弊社の様な動画制作会社でも、YouTube までしっかりとサポートできる会社はまだそれほど多くないと思います。集客まで見込んだ記述やタグの設定などカバーするにはそれなりに知識を持った人が対応しないとできません。フリーランスの方など比較的若い方なら柔軟に対応できる人も多いかもしれませんが、歴史と実績のあるプロダクションとなると、代理店と組んでやるパターンになってしまうかもしれませんね。

動画をまとめ撮り

動画は毎週更新していきますので量産しなければいけません。内容の面白さはもちろんですが、毎週10分程度の動画を制作していくというのはなかなか労力を必要としています。弊社の場合はこれを、ロケは2名のスタッフ、動画編集(ポスプロ)は1名で回していきます。ロケは1回で多い場合は8本程度撮影します。8本というのは、毎週1本動画を公開する場合、2ヶ月分に相当します。こうしたスケジュール感で撮影をしていけば、スケジュール的にも余裕が生まれてきます。

出演者のトークが基本

基本的には出演者が一人でしゃべったり、二人でしゃべるなどトークが基本となります。企業さんであれば、商品の魅力について話をしたり、社員が会社の魅力について話すなどシリーズで展開できそうな話題はいくつもあります。YouTube チャンネルで大切なことの一つに「継続」があります。走り始めたらとにかく最低でも毎週動画をアップし続けることが大切です。それには作り込んだ動画よりも、ライブ感のあるトーク番組を一発撮りでどんどん量産していく方が良いのです。

ロケ場所は固定

ロケ場所は固定し、スタジオのような使い方をします。別の場所でロケをしたり、町中をブラブラしたりはしません。そして収録は基本的にライブ配信と同じ要領で進めます。つまり、ある程度決めた時間に合わせて収録を行うわけです。なぜならこうしておけば、後の編集に時間をかけることなく進めることができるからです。後工程を楽にするためにこうした撮り方をしているんです。テロップも全てコメントフォローするような時間のかかる作業はしません。予算がふんだんにある場合でしたらそれでも良いのですが、いきなり予算をたくさんかけて始めることには抵抗感があるかと思います。

編集に時間をかけない

編集は最小限にします。明らかな間違いなどはカットしますが、基本的にそれほど編集はしません。ロケの際、マルチカメラをスイッチングして収録しますので、映像はしっかりとプロクオリティを保証していますので、あとは構成(話の流れ)がしっかりとしていれば問題ないのです。多少の間違いなどはご愛嬌。出演者の人柄がにじみ出ることで親近感も生まれます。テロップも出演者など最小限にしぼります。音楽もタイトルとエンディングに入れる程度で十分です。それも曲を決めてしまえばあとは毎回同じ曲でOKです。

承認を経て公開へ

YouTubeに公開する前に会社の承認をいただきます。修正すべきことがあれば修正に対応し、公開へ。公開タイミングは事前にスケジュール設定できますので、毎週水曜日夜7時〜のように事前にアップした動画を設定します。この動画のアップの際、YouTubeならではの設定もいくつかあります。例えば動画の最後におすすめ動画を入れたりするのもそのひとつ。そのため、YouTube動画にはおすすめ動画を入れるための尺をお尻に作っておかなければなりません。

まとめ

これでもざっと駆け足でご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?今後も企業向けYouTubeチャンネルの開設から運営までを解説した記事を続けていきたいと思いますのでどうぞご期待ください。企業 YouTube チャンネルを開設したいと企業様がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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