アメリカの技術その1

アメリカの技術その1

MVJコラム

アメリカと言うと皆さん「大ざっぱで、いい加減な国」と思われるでしょうね。

大体は合っていますが、チョット異なるところもあります。まずボストンやニュヨークの地下鉄。110年以上保守しながら使っています。古い線路は電車の到着前は ジェット機が近づくような音でびっくりします。でもそれでもほとんど事故も無く運営されています。しっかり保守点検されていると言えます。

10年ほど前、自動車生産設備をフォードやトヨタに納めている会社のアメリカ法人の責任者だった時のことです。以前は金型メーカーでしたが業績不振でプレス機のレンタル業をしていた会社をよく使っていました。

7台のプレス機のうち一台は40年以上使用されているもので、一番上に力を溜めるための錘がついていて、私は初めて目にしました。それを若い技術者が操作するの です。そしてその修理と改良を50代の技術者が受け持っていました。

彼と夕食をしていろいろ話をききましたが、「技術へのこだわりと継承への熱意」さらには「改善や改良への取り組み」などを熱く語ってくれました。

翌日から毎日、現場でそのことを確認しましたが、私の会社の「匠さん達」と何ら変わることなく自らに誇りをもっておられました。技術者さんの「自信と誇り」は世界共通のものと思います。

皆さんはどうおもわれますか?

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