2019年は4KとVRに注目です!

2019年は4KとVRに注目です!

MVJコラム

新年あけましておめでとうございます。

昨年は格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます。

本年も、より一層のご支援を賜りますよう、
従業員一同心よりお願い申し上げます。

本年は4K撮影はもちろんのこと、VR撮影もすでに導入済みでございますので様々な映像ニーズにお応えできる体勢が整っております。4K撮影では、SONY PXW-Z190を導入いたしました。4K60Pを撮影可能なカメラですので、巨大モニターでの展示映像などにも対応可能となります。また、VRカメラは Insta360 ONE X を導入いたしました。5.7Kにも及ぶ高画質VR映像でリアルな映像を楽しむことができるようになります。また、FacebookなどのSNSサービスやYouTubeなどでも利用できるため、採用関連や社員教育などの分野でも期待されている映像分野となります。

企業向け映像をはじめ、テレビ番組の特集企画、映画、コマーシャル、ウェブ動画など映像に関わることは何でもご相談ください。また、ホームページ作成やチラシ、パンフレット印刷等もまとめて一括で受注できる体勢が整っております。パッケージで導入をお考えの場合は是非お声がけください。

8K/16K

さて、映像業界全体では今年も新しい技術が登場してくると思われます。例えば4Kのさらに上をいく8Kや16Kなども話題に上がってきそうです。去年12月には「新4K8K衛星放送」がスタート。新たな時代が始まりました。8Kともなると解像度が横7680×縦4320画素の画質です。これはHD(ハイビジョン)の16倍もの画素数となります。8Kともなると、実景との区別がつかなくなるレベルと言われていますので、美術品などを8K画質で見ると、美術館では見られないくらい近づいたアップの映像を細かな部分まで見ることができるようになります。また、スポーツ中継は広いフィールドをそのまま固定カメラで写していても全てクッキリ見えるので、スイッチングが必要なくなるかもしれません。ましてや、さらに16Kや32Kなんて登場したら、巨大なスクリーンに映し出しても細部までクッキリ見えてしまうことでしょう。まるでどこでもドアを開けて覗いている様な感覚が得られるのではないでしょうか。

展示会は高解像度化へ

こうした新技術はまだまだ民間まで降りてくるのは先の話ではないかとお考えかもしれません。しかし、ひとつの可能性として、展示会での映像は今後高解像度化していくのではないかと考えています。これにはモニターの低価格化がどうしても必要になりますが、モニターが大型化するのは間違いありませんので、そうなれば高解像度モニターにも需要が出てくるでしょう。これは私見ですが、高解像度化が進めば3Dは沈静化するのではないかと思います。というのも、高解像度化が進めば進むほど、映像はリアルに近づきます。そうなればメガネをかけないと見えない3Dは「面倒くさい」ことになります。やはり我々は究極のところ「裸眼」で映像を楽しみたいと考えていると思うのです。これが本当であるなら、高解像度化の方が今後生き残る技術になるのではないかと思います。

IMAX VRは事業撤退

そんなことを証明するかのようにIMAX VRは業績が不振で今後、専用のVRシアターはほとんど閉鎖されるとニュースで報じられていました。やはりゴーグルの壁は大きいです。さらに、IMAX 3Dは現在好調の様に見えますが、こちらも本来のIMAXの凄さを味わうには2Dだと言われているのです。3Dにしてしまうとどうしても解像度と輝度が下がり、本来のIMAXの映像を楽しめないからです。IMAXはこれから4K次世代レーザーが主流になりつつありますが、3Dよりは2D上映のほうが観客を魅了できると思われます。

裸眼で楽しめる映像へ

また、VRや3Dは専用のグラスを必要としているので、日頃メガネを着用している人には抵抗があります。日本では眼鏡の装用人口は7000万人というデータもあります。これは無視できないデータです。さらに斜視の方も3Dは見ることができないと言います。一般に斜視は人口の3%前後という説が支持されているそうですので、国内では約420万人となり「3Dは誰でも楽しめる娯楽ではない」ということは明らか。となれば、やはり裸眼でも楽しめる2Dでの高解像度化が支持される道筋なのではないかと推測できます。

ともあれ、これからも映像の進化は止まりません。今後の動向を楽しみに見ていきたいと思います。

平成31年 元旦

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