SONY XDCAM PXW-Z190 に PROTECH ST-7R を取り付ける

SONY XDCAM PXW-Z190 に PROTECH ST-7R を取り付ける

MVJコラム

今回はSONY XDCAM PXW-Z190PROTECH ST-7R を取り付けてみた結果わかったことなどを報告しておきたいと思います。ちなみに以前は、SONY XDCAM PMW200PROTECH ST-7 を取り付けて使用していました。PROTECHのST-7はカメラ用のショルダーアダプターになります。小型のカメラもこれを付ければショルダーカムのようにオペレートできるというのがウリになっています。ショルダータイプにすることで、

  • 担ぎでの撮影が安定する
  • 長時間の担ぎ撮影も比較的楽に
  • Vマウントバッテリー使用で長時間撮影可能
  • VCT-14/U14などの三脚ベースに装着可能
  • 各社カメラに適応します(適合カメラ例は下記参照)
  • アルミダイキャストシャーシを採用
  • システムカメラスタイルに構築可能
  • ライト用端子カムタップ出力装備
  • 映像中継端子装備

などのメリットがあります。特にショルダータイプのカメラとして運用できるメリットは実に大きいと考えておりまして、これがないと腕がすぐに疲れてカメラが震えてしまいますので非力な方には必須アイテムではないかと思いますw 一度旧タイプのST-7に装着を試みたのですが、ネジ穴が合わず装着不可能でした。元々はST-7でそのまま運用する予定で予算を考えていましたので、やや予算オーバーとなりましたが、まぁ致し方なしといったところです。

このショルダーアダプターの惜しいところは、一番はじめの装着が意外に手間がかかるということです。状況によってはアダプターを取り外して使用することも有りうるため、脱着がスムーズだと嬉しい限りなのですが、その辺りの設計は今ひとつといったところです。

PXW-Z190運用の注意点など

ついでに申し上げておくと、今回のZ190の運用に関しては、NEPの3.5インチ液晶モニター用遮光フード(LCDF-35)を装着。これで外での撮影でもモニターの見えにくさを抑えてくれます。このフードは3000円くらいで販売されています。それから、以前もブログで書きましたが、Z190はSDカードの使用に注意が必要です。SanDisk Extreme Pro SDカードは認識しません。SONYでは純正のSDカードを推奨しておりますが、こちらはかなり高価なカードとなりますのでちょっと勇気が必要です。SONYは付属品が高価過ぎるところが実にイヤらしいですね。バッテリーも純正のBP-U60で3万円。これが中国製のバッテリーなら6,000円から手に入りますから値段に5倍もの開きがあります。中国製を5本買って2本がNGだったとしてもまだまだお得感があります。そういえば、マイクも昔はオプションではなく普通に含まれていました。なんでも割高な気がしてしまいます。

ただし、Z190はカメラ自体は大変優秀だと思います。せっかく運用を始めますので、これからは4K60P収録を基本としてどんどん撮影に望みたいと思います。

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